キン肉マン93巻を予約したい話
さきほどAmazonの書籍コーナーを何となく見ていました。
特に目的があったわけではなく、「新刊でもあるかな」くらいの気持ちだったんです。
すると、キン肉マン93巻が目に飛び込んできました。
なぜ気づいたのかというと、表紙がアシュラマンだったから。
その瞬間だけ、不思議なくらい時間が止まったような感覚になりました。
実は私、子どもの頃に一番好きだった悪魔超人がアシュラマンなんです。
あの三つの顔と六本の腕という圧倒的な存在感。子どもながらに「なんてかっこいい超人なんだろう」と夢中になっていました。正義超人ではなく悪魔超人に惹かれていたあたり、少し変わった子だったのかもしれませんね。
でも、強さだけじゃなくて、不器用なところや誇りを大切にする姿にも魅力を感じていた気がします。
あれからウン十年という時間が流れました。
それなのに、アシュラマンのビジュアルを見るだけで、一気にあの頃へ戻れるんです。
ランドセルを放り投げて漫画を開いていた夕方や、友達と超人の話ばかりしていた休日まで思い出しました。
記憶って不思議ですね。
普段は思い出さないことでも、一枚の表紙だけでこんなに鮮明によみがえるなんて、自分でも驚きました。
気づけばAmazonの商品ページを何度も開いては閉じて、また開いていました。
「予約しようかな。」
「でも積読もあるしなあ。」
そんなことを数分おきに繰り返している自分がいて、ちょっとわらけてきましたね。
漫画って、中身だけではなく表紙にも力があります。
特にキン肉マンは、その巻を象徴するような超人が描かれることも多く、表紙を見るだけで期待がふくらみます。好きな超人が表紙を飾っているだけで、「これは手元に置いておきたい」と思わせてくれるんです。
電子書籍も便利ですが、こういう一冊は紙で持っていたくなるというか。本棚に並べたとき、背表紙だけでなく表紙まで見返したくなることがありますから。
そう考えると、予約して発売日に受け取れる安心感はやっぱり魅力。
人気作品は発売直後に品薄になることもありますし、「あとで買おう」と思っているうちに探し回ることになるケースもあります。
以前、別の漫画でその経験をしてからは、欲しいと思った作品は早めに予約を考えるようになりました。今回のキン肉マン93巻も、アシュラマンが表紙というだけで私にとっては特別な一冊になっています。もちろん物語も楽しみですが、それ以上に、子どもの頃の思い出を連れてきてくれた表紙に心を動かされました。
さて、本当にどうしましょう。
予約しようかなあ、とまだ迷っています。
でも、ここまで語ってしまった時点で、自分でも答えは分かっている気がします。
たぶん近いうちに、もう一度Amazonの商品ページを開いて、そのまま予約ボタンを押してしまうのでしょう。それもまた、大人になった今だから味わえる、小さくて贅沢な楽しみなのかもしれません。